こんにちは、くらうん(octopuchi2)です。
今回はタル(樽)とチェストの違いについて解説していきます。
同じ収納ブロックであるタルとチェスト。
よく比較されるこの2つですが、どちらがより優秀のか。
マイクラ界で長年かわされてきた「タルとチェストどっちがいいのか論争」をここで完全決着させます。
タル(樽)とチェスト。それぞれの特徴と違い
タルとチェストを比較するにあたって、まずは両者の特徴を見てみましょう。
それぞれのメリットデメリットについて解説します。
チェストの特徴(メリット/デメリット)
まずは、マイクラ世界に昔からある「チェスト」から解説していきます。
チェストです。どうぞよろしく。
チェストの特徴は以下の通り。
【メリット】並べて置くとラージ化する
みなさんもご存知の通り、
チェストは横に2つ並べて置くとくっついて「ラージチェスト」になります。
ラージチェストにする一番のメリットは「中に入ってるアイテムの一覧性」でしょう。
ラージにすると中に54個アイテムを入れられるので、
チェストを開けた時に、より多くのアイテムを一覧することができます。
倉庫など、大量のアイテムを管理する場合は、ラージチェストの方が優れていると言えます。
ちなみにですが、チェストを並べて置くときにShiftを押しながら(しゃがみながら)設置すると、ラージチェストにはならず、1つずつチェストを並べておくことができます。
チェストを積み重ねたり、チェストに額縁などを付けるときは、普通に設置しようとすると開けてしまうので、Shiftを押しながら(しゃがみながら)設置するようにしましょう。
【メリット】いろいろなアイテムの素材になる
タルと違い、チェストはいくつかのアイテムの素材になります。
具体的には、
- ホッパー
- 同種のチェスト付きのボート
- チェスト付きのトロッコ
- シュルカーボックス
- トラップチェスト
の5つです。
作りすぎて余ってしまったときも、その先の使い道があるのは大きなメリットです。
タルはどこまで行ってもタルなので、これは私だけのメリットですね。
【メリット】ロバ、ラバ、ラマに付けられる
地味ですがこれもチェストにしかない要素です。
【メリット?】ワールドにたくさん生成される
地味な特徴ではありますが、チェストはタルと比べると、ワールドのいたるところで見かけます。
村、ピラミッド、ネザー要塞、壊れたネザーゲート、ほんといろんなところで見かけますよね。
ホッパーを使った装置を作るときなどには大量にチェストが必要になるので、自然生成されるのはありがたいですね。
ただ、チェストが自然生成されるということは
「どこどこにあるチェストの中に○○と△△と××が入っている」というデータが同時に生まれることになります。
このデータ自体は大した容量ではありませんが、ワールド上にあるチェストの数(データ上に読み込まれているチェストの数)がものすごい数になってくると、サーバーにかかる負荷も無視できないものになってきます。
1つのワールドでプレイし続ける人は注意しておきたいポイントだね。
上にフルブロックがあると開かない
チェストは、上にフルブロックがあると空かないという特徴を持っています。
フルブロックとは、透明な部分がない、完全な立方体のブロックのことです。
例えば「土」「砂」「安山岩」「黒曜石」「グロウストーン」などはフルブロックです。
それに対して、「ハーフブロック」「階段ブロック」「チェスト」「ガラス」「草」などはフルブロックではありません。
「ハーフブロック」「階段ブロック」は完全な立方体ではないですし、「ガラス」「草」などは透明な部分があるからです。
透明なブロックをチェストのフタはすり抜ける、ということを覚えておくと判別ができそうですね。
上にあるのがフルブロック以外なら普通に開けられるので、チェストを積み重ねたりすることも可能です。
【デメリット】ネコが乗ってると開かない
地味にめんどい仕様です。
チェストに乗っているネコはかわいいですが、めんどいはめんどいですね。
以上でチェストの特徴についての解説はおしまいです。
タルの特徴(メリット/デメリット)
続いて、タルの特徴を紹介します。
はーい! よろしくねー!
結論を言ってしまうと、チェストより後にマイクラに追加されたタルは、チェストより優秀な点が多いです。
ですが、完全な上位互換というわけでもないので、両者の違いはしっかりと把握しておきましょう。
【メリット】付ける角度によって見た目が変わる(建築に役立つ)
チェストはどこに置いても、「上側がフタ、下側が底」ですが、タルはちゃんと「上向き」「横向き」「下向き」の概念があります。
マイクラ建築勢では、この仕様をうまく使って、木造の建築デザインに組み込んでる人も多いですね。。
僕も家具のデザインに使ったり、酒樽にしてみたり、柱の一部にしてみたり、いろんな用途で使ってます。
チェストはどこまで行ってもチェストでしかないから、汎用性の点では私に軍配が上がるわね!
上にフルブロックがあっても開けられる
チェストは上にフルブロックがあると開きませんが、タルは上にフルブロックがあっても開きます。
場所を選ばず設置できるのは優秀です。
コンパクトな拠点に住んでいる方はタルの方が使い勝手がいいでしょう。
もちろん、ネコが乗ってても開きます。
性能面では圧倒的に私の方が優秀そうね!
【メリット】少ない素材で作れる(コスパがいい)
チェストは板材が8つ必要になりますが、タルは板材6つとハーフブロック2枚で作成できるので若干コストが軽くなってます。
つまり、私のほうが環境に優しいってことね!
そうだね。
でも、木材を並べれば作れるチェストに比べて、作るのが若干めんどいかも。
【メリット?】村人を漁師にできる(勝手に村人が漁師になる)
タルは「職業ブロック」の一種なので、村人に紐付けると「漁師」にすることができます。
漁師は魚や糸などを交換してくれます。
村人にバリエーションを持たせたい人には、メリットですね!
バリエーションもそうだけど、糸はあまりやすいアイテムだし、トラップタワーを作ると無限化できるアイテムだから、それを交易で処理できるのは大きなメリットよね!
しかし、村人を漁師にできるのは、100%メリットとも言い切れません。
建築素材にタルを使いたい人にとっては、
村人がタルの周りをウロウロするようになるのはデメリットになる場合があります。
家具の一部としてタルを使ってるときに、上に乗られたりするのはうっとうしいですね。
【メリット】チェストに比べて負荷が小さい
これはタルの最大のメリットの1つです。
さまざまな点において、タルはチェストより負荷が小さい(ワールドが重くなりにくい)と言われています。
なぜ同じ収納アイテムなのにチェストの方が重いのかというと、理由は2つあります。
1つ目は、開閉時のアニメーションにかかる負荷が大きいから。
ソロではあまり問題ありませんが、マルチプレイなどで、何人かで同時にチェストを開け閉めすると、サーバーに大きな負荷がかかります。
2つ目はちょっと難しい話ですが、
ver1.14でホッパーが追加された時に、ホッパー側の処理をチェストが一部行うようになったから。
具体的には、「周りにホッパーが接続されていないかをチェストが定期的に検知するようになった」と言われています。
ただしこれは明確なソースがあるわけではなく、有志たちによる憶測の範囲に留まるものなので、情報をシェアするときなどには気をつけてください。
ホッパーが追加された時点でチェストが少し重くなったのは確かなので、おそらくこれが原因じゃないか、と言われているのです。
まあいずれにせよ、タルで用が足りる場所にはチェストよりタルを置いた方がよさそうですね。
【デメリット】ラージ化できない
タルはチェストと違ってラージ化でできません。
ラージ化できないということは、一度に中のアイテムを27個までしか確認できないということです。
倉庫などで大量のアイテムを管理したい場合、これはデメリットになります。。
タルはチェストと大きな違いは3つ
今までの情報をまとめると、タルとチェストの大きな違いは「便利さ」「おしゃれさ」「重さ(負荷)対策」の3つに分けられそうです。
- 「フルブロックが上にあっても設置できる」「少ない材料で作れる」「どんな向きでも設置できる」→ 便利
- 「設置する向きによって見た目が変わる」「建築に使える」→おしゃれ
- 「チェストに比べるとタルの方がいくらか負荷が少ない」→重さ対策
そしてそれぞれの点で軍配が上がるのは……タルでしょう。
やったー!
私の勝ちーーー!!!!
しかし、本当にそうでしょうか?
タルがチェストより優秀だって言われてるけども
ネットではタルの方がチェストより優秀だという声をしばしば見かけます。
でも本当にそうでしょうか。
確かに、単体で使う場合はタルの方がチェストより優秀です。
・上にものがあっても開く
・天井に設置しても使える
・負荷も小さい
見た目に拘らないなら、多くの点でタルに軍配が上がります。
しかし、倉庫など大量にアイテムを管理する場所では、ラージ化できるチェストの方が優秀だと僕は思います。
理由は以下の通りです。
(LC=ラージチェスト)
- LCの方が圧倒的にアイテム管理に向いている(単純計算、タルはLCの2倍の開け閉めが必要になる)
- 額縁でアイテムを分別する場合、LCは1つの額縁で2箱分の分別ができる
- そもそも額縁は重いアイテムの1つ。(タルの管理のために額縁が増えたら本末転倒)
- 額縁の隙間から後ろのタルを開けるのがめんどうくさい(LCなら額縁がついていない部分をクリックすれば開ける)
- チェストが重いと言っても数百個ていどでは大した影響がない
他こんな感じで倉庫の管理にはラージチェストの方が優れてるんですよね。
僕も過去にタルで倉庫を作ったことがあるのですが、管理がめんどいのですぐ撤廃しました。
ネットでも「倉庫を作るなら圧倒的にラージチェストがいい」という声が多かったです。
まぁ、倉庫はラージチェスト一択でしょう。
引用:Yahoo!知恵袋
ラージチェストから樽に変更しましたが、正直いって面倒です。
引用:Yahoo!知恵袋
ラージチェストの方が楽でした。
また、材料も木材だけ(木材加工で棒やハーフブロック)なので、特に集めるのに困るとかはありませんので、ラージチェストで多く使ってもそれほど支障は出ないと思います。
他にも理由あるかもです。
また、単体で使う場合でも、200、300個ていどなら体感はほぼ変わらないと思います。
結局、キミの個人的な見解としてはどっちの方が優秀なの?
まあ、微妙に用途が異なるアイテムだから、甲乙つけるのは難しいけど……トータルではやっぱりチェストかな。
えー、何で! どうしてー!
ふふ。歩んできた歴史が違うのですよ!
ワールドの負荷を小さくするためにできること
僕は上で、「200、300個ていどではチェストでも大してワールドは重くならない」という旨を書きました。
これは実際にそうだと思います。
僕もレッドストーンを使って大型のアイテム仕分け庫を作りましたが、重くなった感じはあまりしなかったです。
とはいえ、1つのワールドで何年もやってたり、マルチサーバーで複数人でマイクラをプレイしていたりすると、チェストの数がとんでもないものになってくると思います。
自分で置いたものでなくても、村や廃坑などであたらしく発見したチェストも1カウントになりますからね。
「塵も積もれば山となる」という言葉の通りで、1つ1つは大したことなくても、それが1,000個、2,000個クラスになると、体感できるレベルの負荷がかかってくるでしょう。
なので、もしあなたが、
- 将来を見越してできるだけサーバーの負荷を抑えたいと考えている
- マルチサーバーで複数人でマイクラをやっている
- 1つのワールドを作り続けるつもりでいる
というのであれば、以下のことを徹底した方がいいでしょう。
- そもそもチェストを必要以上に設置しない
- タルでいい場合はタルにする
- 旅先でチェストを見つけたらぶっ壊す
ちなみに、旅先でチェストを壊す場合は、
- 散らばったアイテムをきちんと回収する
- 時間経過で消滅するのを待つ
を徹底するとなお良しです。
というのもマイクラには「プレイヤーから120マス離れた場所の時間が止まる」という仕様があるからです。
この仕様によって、過去にチェストを壊して落ちたアイテムが、久々にそのエリアに来たことにまだ残ってたりすることがあります。
もしアイテムインベントリに余裕があるのであれば、処理用の「溶岩入りバケツ」を持ち歩くのもありですね。
まとめ
今回はマイクラのタルとチェストについて書いてきました。
ネットでしばしば語られる「タルとチェストどっちがいいか論争」に一旦の決着をつけたつもりでいるのがいかがでしょうか。
個人的な結論としては、
- 単体ならタルが優秀
- 倉庫に使うならチェスト(LC)が優秀
- 総合的にはチェストの方が使いやすいかな、という感じ
です。
もし「ここは違うんじゃない?」という指摘があったら、コメントで教えてくださいね!
それじゃあ今日はこの辺で!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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